キーネ（2002年生、母スロクフルラード）

キーネ（2002年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「キーンネス（鋭利）から」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したスロクフルラードが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方29戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2007年の一般B2。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3歳（2005年）

1月23日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた5戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングマイハマを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトミケンブリアールに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月12日、中1週で迎えた15戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルターズベーブに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のソアリングワンをハナ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2006年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレーシャスロードを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマロンシャンハイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミチノクレットに半馬身交わされて2着となった。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の三陸リアス特別（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の南昌山特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスタートウショウを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカリボラゾンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた27戦目は、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、JBCカウントダウン45（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた30戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（15戦4勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラックオーメンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（16戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイワメインを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（17戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミケンブリアールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた34戦目は、男鹿特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

5歳（2007年）

1月15日、中2週で迎えた35戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月26日、中9週で迎えた36戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（19戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（20戦4勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（21戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックレガシーに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（22戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（23戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。