ビヨンドザリミット（2019年生、母マチカネタマカズラ）

ビヨンドザリミット（2019年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「限界を超越する」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したマチカネタマカズラが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、マロンレーシングによって1,870万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月18日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3歳（2022年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月3日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るバレルを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4歳（2023年）

1月21日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月9日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた13戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2024年）

1月28日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月20日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた19戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた21戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。