ユキノチューリップ（1989年生、母ムツミダーバリー）

ユキノチューリップ（1989年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時9歳）と交配したムツミダーバリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

6月6日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったパリゼットにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のハッピイゴットを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月5日、中5週で迎えた5戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4歳（1993年）

11月6日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月26日、中6週で迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1994年）

1月5日、中0週で迎えた8戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。