パリゼット（1989年生、母サンドラターフ）

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

7月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のユキノチューリップに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月9日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったワーキングガールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったミスババロアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアズマコスモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（1993年）

7月4日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビビットローズに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

8月7日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したウィーンコンサートに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5歳（1994年）

4月17日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったアイリッシュダンスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。