シャクヤク（1988年生、母ダイナマップ）

シャクヤク（1988年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時17歳）と交配したダイナマップが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦4勝2着2回。1990年の福島3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイトウサクラに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ヤクモアサカゼに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

3月31日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーセンルビーに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4歳（1992年）

7月5日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（7戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のソーラーハートに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津留千彰騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で津留千彰騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャリイアウトを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月10日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で津留千彰騎手（10戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

10月24日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で津留千彰騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エンビライナーにクビ差交わされて2着となった。