メジャーロマンス（2004年生、母ナイスホーマ）

メジャーロマンス（2004年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時14歳）と交配したナイスホーマが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方27戦9勝2着4回。2008年のしらさぎ賞(牝S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真歌伊藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

8月16日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレロングセピアからクビ差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビーナスウィンクに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトリノチグサに2馬身半の差をつけて優勝

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルハチヘラクレスに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2007年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナトリサンデーに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスカーレットリバーをアタマ差振り切って優勝

7月13日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦の乙女ゆり特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の夕顔特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のソレルに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

8月20日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、シンエイムテキングに交わされて2馬身差の2着となった。

9月26日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月7日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた19戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田信大騎手（10戦3勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、マイネルシーワに交わされて3馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた20戦目は、ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田信大騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアーツエンクラフツを半馬身振り切って7勝目をマークした。

4歳（2008年）

1月25日、中4週で迎えた21戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山田信大騎手（12戦4勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で山田信大騎手（13戦4勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で山田信大騎手（14戦4勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、ヒビキウィンに交わされて2馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、ファイナルグッドラック賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で山田信大騎手（15戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイイデチェロキーに1馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

4月29日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で山田信大騎手（16戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月29日、中3週で迎えた26戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で山田信大騎手（17戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイーグルショウに1馬身の差をつけて9勝目を手にした。

6月13日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で山田信大騎手（18戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。