シゲルダンガン（2020年生、母シゲルアンドロメダ）

シゲルダンガン（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+弾丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のシゲルカガ（当時9歳）と交配したシゲルアンドロメダが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2023年のモルゲンロート賞。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月5日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、中9週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

7月5日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、エスプリゴンザレスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のモルゲンロート賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジュエルマドンナに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のヴェルトラオム特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスナオナキモチに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。