ゴールデンキャット（2011年生、母シルクアピール）

ゴールデンキャット（2011年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヤマネコの品種名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時17歳）と交配したシルクアピールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年のさざえまつり特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

6月15日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は532kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4歳（2015年）

4月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマカツマーフィを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、伸びてきたグラスヴィクター決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンジュールショウに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノオウに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、大先生、還暦おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーバーヘッドに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月14日、中3週で迎えた11戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルレパードに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5歳（2016年）

3月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた13戦目は、ゆうまんぢゅう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、クロスザボーダーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブノキセキを半馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

5月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンセスキラリンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた17戦目は、熊本地震被災地復興祈念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、さざえまつり特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスプリングデジレをクビ差振り切って優勝

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、堀松綱引き祭特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。