トチノシラユリ（1987年生、母クインズランド）

トチノシラユリ（1987年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジムフレンチ（当時19歳）と交配したクインズランドが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝、地方11戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

平石正己厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1989年）

12月5日、デビュー戦は青木秀之騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニシカワマリーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1990年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた3戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケルマテツクに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマテツステツプをクビ差制して3勝目を収める

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福田三郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードワンをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

4月12日、中5週で迎えた6戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福田三郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナステイターンから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で福田三郎騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福田三郎騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアケノマツハルに2馬身の差をつけて優勝

7月1日、中4週で迎えた9戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のとちぎダービー（宇都宮ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた10戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は福田三郎騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドブロンコーをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のしもつけオークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズミッドビルからアタマ差の2着に甘んじた。

11月4日、中8週で迎えた12戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝2000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のコクトキングに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月11日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

4歳（1991年）

4月27日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた16戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。