第15回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

ユキノサンライズが集団を引き連れる形、直後の位置にカツノジョオーが続く

ユキノサンライズが端に立つ恰好となり、リードを1馬身ほど確保して一団を牽引。単独の2番手にカツノジョオーが続く。そのすぐ後ろ、ヌエボトウショウが3番手の絶好位につける。その後ろ、トチノシラユリとイクノディクタスは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはイチヨシロマンとイナドチェアマン。その1馬身後ろ、ユーセイフェアリーとセンシューリーブは中団前め。ウィナーズゴールドは中団馬群のど真ん中を追走。その少し後ろ、キューティアップは中団後方の位置。さらに2馬身以上空いて、キンセングローリーが12番手。トウショウアイは後方6番手で前方各馬の出方をうかがう。少し差があって、エイシンサニーは後方5番手で進出の機を待つ。さらに少し間隔を置いて、エイシンキャロルは後方4番手に控えて進出の機をうかがう。後方3番手で腰を据えて折り合いをつけるのはキョウエイタップ。2馬身以上差があって、後方2番手の位置でじっと息を潜めているのはコニーストン。シンガリにタカラスマイルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、キョウエイタップが途轍もない決め脚を爆発させて中距離女王の称号を手に入れる

先頭はヌエボトウショウでリードは体半分。2番手にカツノジョオーが続く。そのすぐ後ろ、イクノディクタスとイナドチェアマンが3番手。1馬身離れて、ユキノサンライズ、ウィナーズゴールド、ユーセイフェアリーらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、8番手から抜け出したのは1番人気のトウショウアイ。そのまま押し切る態勢だったが、後方4番手にいたキョウエイタップが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身3/4の差をつけて勝利を収めた。2着には、中団前目の位置から突出した伸び脚で猛進した1番人気のトウショウアイが続き、2着と2馬身半差の3着には、先行勢の後ろの位置から力強いフットワークでゴールまで頑張った2番人気のウィナーズゴールドが入った。そこからクビ差遅れた4着には、好位で直線を迎えたイクノディクタスが入線、さらに1馬身半差の5着には、先行勢の後ろにいたユーセイフェアリーが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはセンシューリーブが入った。