テスタメント（2011年生、母ブラックエンブレム）

テスタメント（2011年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「聖なる契約」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したブラックエンブレムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月12日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のナカヤマジョーイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、中5週で迎えた2戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2014年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

11月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、アンブリッジローズに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリノリオをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2015年）

1月24日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のツクバアズマオーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3月29日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月12日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月1日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6歳（2017年）

1月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉原誠人騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したコスモナインボールにクビ差届かず2着となった。

9月2日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉原誠人騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で杉原誠人騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉原誠人騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。