マクロバニヤン（2009年生、母フェアリーバニヤン）

マクロバニヤン（2009年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「巨大、強大＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したフェアリーバニヤンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月14日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドグラッドに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のオウシュウジャパンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウシュウジャパンに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月23日、中4週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート2600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地鶏日本一の徳島県阿波尾鶏特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、羽幌産オロロン米特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたニシノナンバーワン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したコンドルフライトにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、中8週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクライフォザムーンをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

4歳（2013年）

1月25日、中4週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ドリームインプレスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデジタルデータを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリブストロングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた17戦目は、夏雲特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、フリートルージュにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、柏尾川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた22戦目は、うまレター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦4勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、松の内賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、ジャニュアリー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイカルストミーをハナ差振り切って制した。

2月20日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドブリザードをクビ差振り切って勝利を手に入れた。