タヤスラノヴィア（1992年生、母ダイハチスズキヨ）

タヤスラノヴィア（1992年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のイナリスター（当時8歳）と交配したダイハチスズキヨが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松山良太郎。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

6月25日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアサカバンガードに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月6日、中5週で迎えた2戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマショウチドリに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（1995年）

1月8日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。