ブラックルパン（2019年生、母アドマイヤアモーレ）

ブラックルパン（2019年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部+小説に登場する架空の盗賊」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したアドマイヤアモーレが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）PRIDE ROCK。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、PRIDEROCKから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって935万円で落札された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は524kg。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームアジェンダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中6週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2022年）

1月8日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4歳（2023年）

1月29日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2023年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。