タケデンアサカゼ（1986年生、母タケデンアオバ）

タケデンアサカゼ（1986年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時25歳）と交配したタケデンアオバが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方24戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月15日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンバレーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のロベリア賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（1990年）

3月18日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。0着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた11戦目は、阿部充知騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月30日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部充知騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた17戦目は、高橋隆騎手を鞍上に迎えて、越路賞（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた18戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、一般B2ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーバーウインデイから3/4馬身差の2着となった。

5歳（1991年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般B3イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリープラウドから3馬身差の2着となった。

5月19日、中5週で迎えた21戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシービーウイナーから1馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井樋一也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた23戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンサズシルバーに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフォードテミスに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月14日、中1週で迎えた25戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた26戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月28日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上C2-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は井樋一也騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリブラーフマから1馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッチザゴールドから3馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシローマンナに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（1992年）

2月6日、中6週で迎えた30戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月16日、中3週で迎えた32戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のハナブサリユウに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月28日、中5週で迎えた33戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井樋一也騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のリスクホクトに1馬身の差をつけて優勝

5月10日、中1週で迎えた34戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井樋一也騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。