アラムシャ（1985年生、母セイウンフラワー）

アラムシャ（1985年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタンゾア（当時13歳）と交配したセイウンフラワーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1988年のぶっぽうそう特別(400万下)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月13日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったヤグラステラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、吉永良人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、トウショウスパイクに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永良人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードテネシーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中4週で迎えた6戦目は、須崎昇騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた7戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は須崎昇騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスペランツアを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月26日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は須崎昇騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1989年）

1月13日、中3週で迎えた13戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口隆義騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で出口隆義騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は須崎昇騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月28日、中3週で迎えた19戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1990年）

5月6日、約11か月半の休み明けで迎えた20戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。