イガノリリー（1991年生、母トキノハクセン）

経歴

デビュー前

2歳（1993年）

9月25日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のチャチャムスメに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中7週で迎えた2戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（東京ダート1600m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハナブサワンをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月25日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は鈴木寿騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（1994年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月24日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4歳（1995年）

1月8日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のスプレンダーガールに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

2月4日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた18戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた20戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月19日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタライジンに4馬身の差をつけて優勝

9月10日、中2週で迎えた22戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は大江原隆騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のブライアントホークをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

5歳（1996年）

5月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。