アサカスプリング（1987年生、母パワーダッシュ）

アサカスプリング（1987年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイエローゴツド（当時20歳）と交配したパワーダッシュが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月28日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未出走（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したインターソネットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスウェリングをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた5戦目は、菅野昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（1991年）

5月25日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（1992年）

4月12日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホーパンチに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で海方栄二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で海方栄二騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3イ（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で海方栄二騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、海方昭三騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は海方昭三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1993年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は海方栄二騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた24戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木義久騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセッテスパンカーから5馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木義久騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木義久騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシービーオデッセイに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。