プラグマティズム（2006年生、母レインボーブルー）

プラグマティズム（2006年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「実用主義」。毛色は栃栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したレインボーブルーが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方9戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のおおぐま座特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千葉飯田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、津村靖志によって1,260万円で落札された。

嶋田幸晴厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2009年）

10月2日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハクシンクマタカに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた2戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイガノリボーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたツクバチャーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリワードブライトンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームインボスに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月2日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したハニーヴィグラスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカイウンオウジに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシカゾウに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

6月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

7月10日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったエジソンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5歳（2011年）

5月28日、約10か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。