エルフィンシチー（1999年生、母マジョルカシチー）

エルフィンシチー（1999年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時9歳）と交配したマジョルカシチーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）八田牧場。戦績は、中央平地27戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月9日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハマボシに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

9月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月6日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミスティークをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

4月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では見せ場なく17着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた17戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた20戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた21戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。