ニードルポイント（2004年生、母ヒシシルバーメイド）

ニードルポイント（2004年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「インディアンジュエリーの技法。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したヒシシルバーメイドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦4勝。主な勝ち鞍は2009年の富里特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月8日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るショウワモダンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3歳（2007年）

2月4日、中9週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフォーミュラーワンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月18日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4歳（2008年）

3月1日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアマックールを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2009年）

3月14日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のニシノテンカに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月24日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。