グラッドテンエイ（2003年生、母ラブラブダイスキー）

グラッドテンエイ（2003年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「うれしい＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したラブラブダイスキーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は泉渕瀬牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の中郷特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月18日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サムタイムレーターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月28日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったビートオールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のナティーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4歳（2007年）

3月24日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

6月29日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、江戸川区特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったオペラテンシに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた15戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた16戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた17戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2008年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、中郷特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアクアインカムをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月26日、中4週で迎えた19戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた22戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた23戦目は、目黒区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月29日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2009年）

1月21日、中2週で迎えた28戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（12戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（13戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。