ハネダプリンス（1999年生、母ローマンプリンセス）

ハネダプリンス（1999年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時11歳）と交配したローマンプリンセスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C7-1。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月22日、デビュー戦は柄崎将寿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3歳（2002年）

6月2日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた7戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のマイア特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柄崎将寿騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柄崎将寿騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（2003年）

5月20日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエクスアローンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラヒロインに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエリザベートアミーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月31日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上C7-1（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードエンゼルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C4-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタヒダカに交わされて4馬身差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。