ウェルカムドリンク（2000年生、母カモンマイハウス）

ウェルカムドリンク（2000年2月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「到着時にサービスされる飲み物」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したカモンマイハウスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方8戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C2-2。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

7月20日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるタッチアンドゴーに3/4馬身届かず2着となった。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月3日、中8週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた5戦目は、玉垣光章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロスブライアンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉垣光章騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハイネスローラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフリーバードに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月11日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパイレートキングに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2005年）

6月29日、約17か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツヨシローズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2006年）

5月7日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

8月9日、中7週で迎えた13戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエニフを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイセイドラゴンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。