コイビトミサキ（2019年生、母ユアインマイハート）

コイビトミサキ（2019年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「恋人岬。静岡県にある岬の名」。毛色は栗毛。種牡馬のダンカーク（当時13歳）と交配したユアインマイハートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2023年のスズラン賞(C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、VICTORYによって330万円で落札された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月20日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

1月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、C2二4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた7戦目は、ナズナ賞（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた10戦目は、スズラン賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のペルセウステソーロをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーアセレーネに3馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

8月30日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクチバシニチェリーに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（12戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、ターコイズ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトキノヒトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（16戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンニーダーを半馬身振り切って4勝目を手にした。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、ヒナギク賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（17戦4勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（18戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（19戦4勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（20戦4勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた28戦目は、スプリントチャレンジ（園田ダート1230m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（21戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（22戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。