カタナ（2002年生、母ライラアラウィ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、首藤徳によって3,885万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマツリダサンエルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた3戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったシルキーステラにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ヒカルウェイブに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンクスアロットを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

11月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、インペリアルパワーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアルドラゴンにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナカヤマバスターに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワメンフィスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月27日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマッハジュウクンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の秋嶺特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテンイムホウに1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2007年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、最後はサンキンバスターと並んで3着同着となった。

3月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヨイチサウスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中9週で迎えた19戦目は、R.フラッド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6歳（2008年）

6月29日、約13か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。