ニシノハイバース（1998年生、母ブランドピート）

ニシノハイバース（1998年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したブランドピートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着2回、地方27戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般B4。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月4日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったアドマイヤコンドルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

3歳（2001年）

1月28日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月25日、中7週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったタカラビクトリーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

7月7日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーヒットに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月17日、中3週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月8日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5歳（2003年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月9日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月12日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月24日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6歳（2004年）

1月12日、中4週で迎えた23戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

1月19日、連闘で迎えた24戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた25戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミレニアムアイチをアタマ差制して久々に白星を挙げた。

2月2日、連闘で迎えた26戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた27戦目は、白梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた29戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエイシンガトーに3/4馬身届かず2着となった。

3月21日、中2週で迎えた30戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギマックイーンに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンカウボーイに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクストライブに3馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、若葉賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月13日、中6週で迎えた34戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月26日、中1週で迎えた35戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のリリーカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリティプレゼンスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた37戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた39戦目は、涼風特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた40戦目は、花みち杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた41戦目は、北陸ペプシコーラ販売特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた43戦目は、北陸ペプシコーラ販売杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7歳（2005年）

1月15日、中5週で迎えた45戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた46戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。