バンローズ（2009年生、母バンバンイケ）

バンローズ（2009年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋バラ」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時10歳）と交配したバンバンイケが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は福山牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦4勝2着6回。2012年の風待月特別で3着に入った他、2012年のローレルゲレイロ賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

8月10日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドルチェローザにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた7戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエムオースイフトに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3歳（2012年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのマイネルラヴ賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのローレルゲレイロ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの風待月特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた13戦目は、なでしこ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセーラパシフィックをアタマ差振り切って雨中の混戦を制した。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、つぼ八特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、日高町建設協会賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で馬渕繁治騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で馬渕繁治騎手（9戦2勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーケーリゲルを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、Aiba琴似開設3周年記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったミットフロイデに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた19戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた20戦目は、幌尻岳賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエアアナベルを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2013年）

7月19日、約8か月半の休み明けで迎えた23戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワルーツを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

8月9日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したギルトブロンズを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャイニーソウルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

10月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったセレクトミホを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月20日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた27戦目は、彩たまご賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。