マックスロゼ（1993年生、母マツクスドリーマー）

マックスロゼ（1993年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したマツクスドリーマーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回。1995年のフェアリーステークス(牝G3)に勝利した他、1996年のクイーンステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月3日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイスティングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳オープン（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたエクセレトシャトー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたイブキパーシヴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中5週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェブラズドリームに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシーズグレイスに2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

3歳（1996年）

2月24日、中8週で迎えた6戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したトキオクラフティーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月7日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。