ダンシングフレール（1990年生、母フレールドウプランタン）

ダンシングフレール（1990年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したフレールドウプランタンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の湘南特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月7日、連闘で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、グリークシアターに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のラシューバに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1994年）

2月20日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエアブラッサムをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

3月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月2日、中3週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアウダスを半馬身振り切って勝利をモノにする

6月25日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5歳（1995年）

2月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月6日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（10戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（11戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。