ラスハンメル（2020年生、母ピンクアリエス）

ラスハンメル（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「おひつじ座で一番明るい恒星。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したピンクアリエスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の若葉ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月31日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエールミネルヴァに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月29日、中5週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3歳（2023年）

2月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月18日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、ショウナンバシットにハナ差交わされて2着となった。

4月16日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

7月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

11月11日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2024年）

1月14日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.A.ルメートル騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月7日、中8週で迎えた11戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のテラフォーミングをアタマ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

8月24日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

11月2日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。