テーオーゼウス（2008年生、母シーセモア）

テーオーゼウス（2008年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の最高神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したシーセモアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回、中央障害22戦1勝、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小笹公也によって4,725万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2011年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月7日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヒカルマイデビューを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたグッドカフェ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、トーホウストロングに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したレッドシェリフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイダイポイントをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

2月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月14日、中7週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月26日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月2日、中0週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5歳（2013年）

1月23日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたネオライディーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月17日、中6週で迎えた25戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から28kg増やして迎えた27戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、加賀友禅賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい18着に終わった。

6歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームハヤテに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月18日、中2週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月6日、中6週で迎えた38戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（2015年）

1月17日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐久間寛志騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で佐久間寛志騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた41戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で佐久間寛志騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で佐久間寛志騎手（9戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた43戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐久間寛志騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月29日、約5か月の休養明けで迎えた44戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は12戦連続で佐久間寛志騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2016年）

5月7日、約5か月半の休み明けで迎えた45戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐久間寛志騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた46戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は14戦連続で佐久間寛志騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた47戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で佐久間寛志騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた48戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐久間寛志騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。