レアヴェントゥーレ（2010年生、母Ocean Drive）

レアヴェントゥーレ（2010年2月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冒険王（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のUnbridled's Song（当時17歳）と交配したOcean Driveが11歳のときに産んだ仔が本馬である。2013年の端午ステークス(オープン)で4着に入った他、2016年のゴールドカップ(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は538kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月12日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイザンホクトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサウンドトゥルーに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月28日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月6日、中9週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2014年）

12月21日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

5歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月4日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のニシノイナズマに7馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

8月23日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

6歳（2016年）

1月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、カトレア特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力でひたむきに粘り続けて抜け出し、最後は2着のグロシュラライトに3馬身の差をつけて制した。

2月4日、中3週で迎えた19戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のパッパーレに9馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4月28日、中8週で迎えた21戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘魂でバテずに粘り続けて、最後は2着のコスモナチュラルに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月15日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、入梅特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月11日、中5週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の山の日特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて突き抜け、最後は2着のアクションバイオに6馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のまがたま賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアンサンブルライフに7馬身の差をつけて制した。

12月21日、中3週で迎えた27戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、トキノエクセレントに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のメジャーアスリートに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のエメラルドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のサトノアビリティに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。