サウンドクラージュ（2021年生、母ワイズドリーム）

サウンドクラージュ（2021年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勇気(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したワイズドリームが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2八九十。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月1日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったメイショウホウレンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の室戸盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

6月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の美江寺宿特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したラピダリアに半馬身届かず2着に敗北した。

10月16日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のルックスライクユーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィンザーバローズに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2025年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキタノライアンに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月19日、中2週で迎えた9戦目は、エリダヌス座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた10戦目は、花月特別（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリッキーフェイスに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月3日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、赤坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、六角坂賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、稲荷坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦4勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず15着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、忍坂賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。