ノボプレシャス（2009年生、母ノボサンシャイン）

ノボプレシャス（2009年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋貴重な、高価な」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したノボサンシャインが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

3歳（2012年）

3月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月28日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月17日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴァップに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、リーサムハーツに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

4歳（2013年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた13戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5月5日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったメイショウフォローを半馬身捉え切れず2着となった。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のショウナンワヒネをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月6日、連闘で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2014年）

1月12日、中8週で迎えた19戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた20戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月22日、中7週で迎えた21戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、国指定重要文化財・成巽閣特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、高洲山山開き特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月11日、中9週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2号スタンドファイナル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた24戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた25戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた26戦目は、爽秋特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた27戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、秋風特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた28戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、しずおか爽秋特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。