ベストコランディア（1998年生、母スティビーパワー）

ベストコランディア（1998年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティッカネン（当時7歳）と交配したスティビーパワーが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方8戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の丹波柏原特別(B3)。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月7日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月14日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

10月20日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

12月18日、中7週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったイワノオブザマターから1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロックバンドルビーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブージャックに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロゲイルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマウントホールに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコフラワーに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月2日、中2週で迎えた13戦目は、丹波柏原特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマキシムマックインに約11馬身の大差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月1日、中8週で迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦6勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月22日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。