サトノソルタス（2015年生、母アイランドファッション）

サトノソルタス（2015年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+跳躍」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したアイランドファッションが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の金鯱賞(G2)で2着に入った他、2018年の共同通信杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見治によって9,504万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月29日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のダークナイトムーンをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2018年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したオウケンムーンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（2019年）

6月15日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレッドラフェスタをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月7日、中4週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2020年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったサートゥルナーリアにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月12日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月9日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

6月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はクラージュゲリエと並んで7着同着となった。

9月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、G2の産経賞オールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。