ハナズタイガー（2010年生、母メイショウサチカゼ）

ハナズタイガー（2010年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋猛虎」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時8歳）と交配したメイショウサチカゼが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣敦。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本巣敦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、TABARTMICHAELDAVIDによって210万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3歳（2013年）

7月7日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラウンティアラをハナ差振り切って初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で日野太一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で日野太一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィグラスハンターに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で日野太一騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ヴィグラスハンターに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は日野太一騎手（6戦2勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた14戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は日野太一騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったシゲルカンムリザに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月13日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は日野太一騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプロヴォカーレに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月19日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグンジョウノソラを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は日野太一騎手（9戦3勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンジンハルカゼに2馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月18日、中1週で迎えた21戦目は、かに座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シゲルコンパスザに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた22戦目は、小満特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた23戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。