シゲルカンムリザ（2010年生、母オンリーユー）

シゲルカンムリザ（2010年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋かんむり座」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時9歳）と交配したオンリーユーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって262.5万円で落札された。

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は550kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

9月22日、中8週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた3戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月3日、連闘で迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアサクサフレンチに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、トパーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のブラックレインに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシルクフュージョンに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた8戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったキョウエイラーケンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハナズタイガーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のグレイトフルレターに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月26日、中6週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。