グレイトフルレター（2008年生、母グレイトフルデイ）

グレイトフルレター（2008年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「感謝状、礼状」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時9歳）と交配したグレイトフルデイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方38戦5勝2着11回。主な勝ち鞍は2013年の新春特別(B2-1)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に入った。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、マイネルメダリストにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3歳（2011年）

11月25日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた6戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、ツワブキ特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、荒尾といえば荒尾競馬場特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2012年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、風鈴草特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、アグネスフォーカスに交わされて3馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスチフキッツに交わされて4馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、蘭月特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、マサノハイタッチに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、ソメスサドル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月27日、中9週で迎えた16戦目は、JAとみかわルシナ美人特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、あさっぴー杯特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、さまに地場産フェア特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、釧路ししゃも特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、グッドグラッドに交わされて2馬身差の2着となった。

12月15日、中4週で迎えた20戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、師走特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったロマンチックに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

1月2日、中2週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のガイヤクインに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったブルースイショウをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、如月特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた24戦目は、春望特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ブルースイショウに交わされて2馬身差の2着となった。

4月29日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた27戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオリンポスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた28戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月24日、中3週で迎えた29戦目は、霜月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた30戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、グッバイ2013（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイサミスマイルをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

6歳（2014年）

2月1日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（7戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のゴールドウインドを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

2月13日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のシルクフュージョンを半馬身振り切って制した。

3月8日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシゲルカンムリザに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（10戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベネチアブルーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月20日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したシゲルカラスザを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったゴールドウインドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた40戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた41戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた43戦目は、カシオペア座特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。