ベネチアブルー（2008年生、母プティパ）

ベネチアブルー（2008年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの都市名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時10歳）と交配したプティパが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害4戦0勝、地方25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C7。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

YGGオーナーズクラブにて総額900万円（2.25万×400口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月9日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月17日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったユウクラリティーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシキコンコルドに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、第3戦エキスパート編（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（2012年）

3月9日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアデスガタに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月5日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2013年）

3月13日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

5月18日、中8週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた22戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた24戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月16日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2014年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた28戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったグレイトフルレターに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた30戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドウインドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた32戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、薫風特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた33戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた35戦目は、しし座特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた36戦目は、いて座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた37戦目は、こと座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（8戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーホクダッシュに1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

10月4日、中1週で迎えた42戦目は、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた43戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた44戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。