リンクス（2006年生、母ジェントルウーマン）

リンクス（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したジェントルウーマンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山本昇寿。戦績は、地方32戦7勝2着4回。2009年の天秤座特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2009年）

4月30日、デビュー戦は伊藤千尋騎手を鞍上に据えて、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、最後はコガネイチゴと並んで3着同着となった。

5月6日、連闘で迎えた2戦目は、3歳戦のサッポロファクトリー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスキヤネンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤千尋騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスケイルビーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤千尋騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るシュペールを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤千尋騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの天秤座特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤千尋騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤千尋騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤千尋騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブラックシップをアタマ差振り切って雨下の大激戦を制した。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、アドマイヤコジーン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（10戦3勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、オレハマッテルゼ賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、神威岳特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤボス賞（門別ダート2000m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月20日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったステラパラダイスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月12日、中0週で迎えた20戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般Dロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベイビーワンカフェに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた21戦目は、土佐海援隊杯特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた22戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般Dイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコスモダッシュを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般C6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジニアビスティーを3/4馬身振り切って5勝目をマークした。

3月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアタゴコマンダーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた26戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携海援隊シリーズ一戦（福山ダート1130m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリッカテイオーに半馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた28戦目は、一般B5（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた29戦目は、一般B4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

7月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた31戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携魚屋万蔵宅シリーズ八戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニッポンタイショーから5馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた32戦目は、福山・高知連携対潮楼シリーズ三戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。