マテンロウディーバ（2017年生、母ライトニングパール）

マテンロウディーバ（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「摩天楼+歌姫」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したライトニングパールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2020年の紅梅ステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタッチザモーメントを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

1月18日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3月15日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月5日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアンジュミニョンに半馬身届かず2着に敗北した。

10月11日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のムーンライトを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2021年）

1月5日、中8週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ関西賞仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月5日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2022年）

1月29日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2022年3月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。