ナゲットモンスター（2020年生、母クッカーニャ）

ナゲットモンスター（2020年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鹿折金山で採れた金塊の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したクッカーニャが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の岩屋堂特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダブルリバティによって3,850万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3歳（2023年）

4月8日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

9月10日、中6週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

2023年9月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月5日、中3週で迎えた6戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンクイスタに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテクノダイヤモンドに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2024年）

1月21日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったエムズマインドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2023年9月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。