ヤシャ(2006年生、母ブリリアントアイ)

Yasha

2006.04.19

ヤシャ(2006年4月19日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夜叉」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ(当時14歳)と交配したブリリアントアイが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は(有)静内白井牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、静内白井牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松永康利厩舎(美浦)へ入厩。

3歳(2009年)

4月18日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利中山ダート1800m 曇/良)に出走。馬体重は484kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利東京ダート1600m 晴/重)に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

5月30日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利東京芝1800m 曇/不良)に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利福島芝2000m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手(1戦0勝)。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利新潟芝2400m 曇/稍重)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千葉直人騎手(2戦0勝)。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利新潟芝2200m 晴/良)に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着を確保した。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下新潟芝1800m 外回り 曇/重)に出走。鞍上は千葉直人騎手(3戦0勝)。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

4歳(2010年)

1月2日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 26佐賀ダート1300m 曇/良)に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイトスターを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月10日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C2 32佐賀ダート900m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手(1戦0勝)。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒノデスカーレットに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月16日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2 19佐賀ダート1300m 曇/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手(2戦1勝)。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリネンシマイを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 17佐賀ダート1300m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手(3戦1勝)。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスターオブベトナムを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2 24佐賀ダート1300m 曇/重)に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手(4戦2勝)。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンザクエストを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-10佐賀ダート1400m 曇/重)に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手(5戦3勝)。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2 28佐賀ダート1300m 曇/不良)に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手(6戦3勝)。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クプクプバロンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C2-8佐賀ダート1400m 小雨/不良)に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手(7戦3勝)。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブレシドレインに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月17日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上C2-4佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手(8戦4勝)。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンメダリストを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目を奪取した。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-2佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手(9戦5勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカチカチオウジに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月15日、中0週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-7佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手(10戦6勝)。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったナイヤンビーチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-5佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手(11戦6勝)。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

7月10日、中5週で迎えた20戦目は、薩摩街道小川宿賞佐賀ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手(12戦6勝)。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、薩摩街道八代宿賞佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-4佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手(1戦0勝)。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4佐賀ダート1400m 晴/良)に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。