ドゥクアンナン（2006年生、母マジェニカ）

ドゥクアンナン（2006年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「霊長類で最も美しいと言われるドゥクモンキーより＋山脈名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時7歳）と交配したマジェニカが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鎌田正嗣から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって115.5万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月22日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月20日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた8戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハヤブサリーフに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月29日、中4週で迎えた15戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた16戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の一般C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパインパディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。