ラヴクレージー（2011年生、母ゴーンクレージー）

ラヴクレージー（2011年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「正気でないほどの愛」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したゴーンクレージーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

8歳のとき、谷川牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、清水スタッドによって88万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月15日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月17日、中8週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

2月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月20日、中7週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月3日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーサウスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のコウノトリ特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、いちじく賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテラザジャスティスに1馬身半の差をつけて制した。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2015年）

1月20日、中8週で迎えた14戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。