ゼンノゴウシュウ（2002年生、母Mashenka）

ゼンノゴウシュウ（2002年8月18日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋豪州」。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時16歳）と交配したMashenkaが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方3戦0勝、海外6戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の田舎館特別(500万下)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、テイエムカチボシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月30日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフミノマイヒメに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月7日、中9週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターペスミツコに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフサイチジュノーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

7月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（2006年）

2月18日、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、G1のオーストラリアステークス（オーストラリア・ムーニーバレー芝1200m）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2006年）

7月23日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたナナヨーティアラ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノバロンを上がり4位タイの末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

10月1日、中3週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桑名特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた14戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

5歳（2007年）

2月11日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上はA.スボリッチ騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月3日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

6歳（2008年）

5月6日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、九千部山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた21戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた22戦目は、高千穂峰特別（佐賀ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。