コスモアーザ（2010年生、母パトリシア）

コスモアーザ（2010年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋翼（ポルトガル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時13歳）と交配したパトリシアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保昇。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の能登波の花賞(一般C3以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久保昇から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、久保昇から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって178.5万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた3戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサンレイジェム決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったトウショウパシオンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒデノモンシェリーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C3-8（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月5日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、一般C3十（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサポートソングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月12日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアリストクラットを半馬身振り切って雨下の戦いを制した。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラピッズトウショウに詰め切れず、約14馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のサポートソングに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、深瀬でくまわし特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた14戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたマハリク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモズスピードスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のボブリンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月27日、中3週で迎えた18戦目は、椿展特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、卯辰山特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、祝野原隆弘由美夫妻結婚記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、たかはし智秋生誕JPY杯5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘイハチキングを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた26戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた27戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、ルパンヤブウチブーブー記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた30戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。