ラピッズトウショウ（2010年生、母オーロラトウショウ）

ラピッズトウショウ（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「急流＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したオーロラトウショウが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の恋路賞(一般B1三四)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月23日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月6日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6月23日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったルルドバシリカにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月1日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナムラタイショウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルラメールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、連闘で迎えた11戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-3（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミクーザに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた12戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウオニグマに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナムラタイショウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアーザに約14馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、かほく雑炊・鍋まつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウオニグマに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトウショウブロンコに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2014年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、恋路賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアリアーヌに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月27日、中4週で迎えた18戦目は、市ノ坂郷社祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、能登麦屋節全国大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、菖蒲湯祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーダンディーに3馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

6月10日、中1週で迎えた21戦目は、ツーリングin千里浜特別（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み最後はメジャーダンディーと並んで4着同着となった。

7月1日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（9戦6勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた23戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、手取の火まつり特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた24戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、和倉温泉夏花火特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた25戦目は、全国吟詠大会特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、お熊甲祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、珠洲まるかじり・秋特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた28戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、男・澤内二男まだやるの?記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、向島賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1十一 C2五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、最後はビバと並んで5着同着となった。

2月24日、中2週で迎えた34戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。